宮澤・レーン事件を考える会

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春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる

2024年4月16日 by admin_okui

~スノーフレーク観賞とダーチャ・マライーニを知るつどい~

4月14日、雪解けが遅かった札幌に春が駆け足でやってきました。宮澤・レーン事件の背景にあった北海道大学の外国人教師官舎跡には群生のスノーフレークの花が満開でした。

可愛いスノーフレークを見ながら参加者30人は宮澤・レーン事件を考える会メンバーから太平洋戦争の前、外国人官舎で行われていた外国人教師と学生達が学び、親交を深めていた「心の会」の事、太平洋戦争開戦の日に起きた「宮澤レーン事件」について説明を受けました。新聞記事を見て初めて宮澤・レーン事件を知った方、前から関心があったけれど今回初めて来ることができたという方、大学生も参加して、熱心に話を聞いていただきました。

スノーフレークを見た後ダーチャ・マライーニを学ぶということで北大の教室に移動。

ダ―チャの紹介をし、愛知県豊田市で撮られた記録DVD「東海の肖像」を見ました。内容はマライーニ一家が1943年に収容所に収監され、死と隣り合わせの生活を余儀なくされたのち、豊田市の廣済寺に移り、地元の人たちの温かい気持ちに触れて終戦を迎えるまでの記録です。

その後、考える会のメンバーがダ―チャの文学について読んだ感想やダ―チャの作家の姿勢を語りました。特に昨年秋に上梓した「わが人生」のプレゼンテーションで「いつかは書かなければ、と思いながら、その記憶を辿ることが、あまりにも辛く苦しく、途中で何度も休まなければなりませんでした。しかし世界中に、あらゆる形の暴力と憎悪が再び溢れる今、それを証言しなければならないと思ったのです」と語ったそうです。またフォスコ・マライーニのアイヌ研究についても彼が愛を持ってアイヌ研究をしていたことを語り、宮澤弘幸もマライーニから学び、アイヌのことを読んだ歌を紹介しました。

ダ―チャを今日本に招くことの意義を考えさせられた会になり、終了後、6月には必ず講演を聞きに行きますと何人かの方から言葉をいただきました。

宮澤弘幸アルバムから

北海道新聞 宮澤・レーン事件に関する記事

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宮澤・レーン事件を考えるつどい

2024年1月8日 by admin_okui

外国人教員官舎跡に案内板とモニュメントの設置を

 1941年12月8日に起きた宮澤・レーン事件を忘れまいと開いた集会の報告です。

 12月9日(土)宮澤・レーン事件を考えるつどいが開かれました。1938年北海道大学では外国人教員官舎で戦争前夜に関わらず、国籍や身分を超えて外国人教師と学生たちの豊かな交流が行われていました。その中でも北大でアイヌ文化を研究するイタリア人留学生のフォスコ・マライーニは宮澤弘幸と自転車でアイヌの村を訪ねたり、山を愛する二人はスキーや登山を共にし、友情を深めていました。1941年に宮澤弘幸とレーン夫妻はスパイ冤罪事件で15年という刑を受けました。一方、マライーニは1941年に京都大学に移りますが、1943年イタリアが敵国となったことから、一家は名古屋の収容所に収監され、苦しい収容生活を強いられました。

 そんなマライーニの昭和を描いたDVDを見、元北大副学長の藤田正一氏にクラークから戦争前夜の北大の歴史、そして現在の大学の状況を語っていただきました。そして戦争前夜に奪われた大学の自治でしたが、現在も国立大学法人化以降同じ道を進んでいる状況に警鐘を鳴らされました。

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フォスコ・マライーニの長女ダ―チャ・マライーニの2024年6月来日が決まりました。

札幌で2歳から4歳まで過ごしたダーチャは帰国後初めて札幌を訪れます。宮澤弘幸がかわいがったダーチャは、当会の北大の外国教員官舎跡への案内板とモニュメント設置の運動を知り、宮澤弘幸の名誉回復を願って、高齢にもかかわらず来札を決めてくれました。戦時中1945年5月に移った収容所となっていた愛知県豊田市の廣済寺では短い期間ではありましたが、戦時中とは思えないマライーニ家族と寺の住職家族や地域の住民との温かい交流がありました。ダ―チャはこの来日の際、廣済寺も訪れる予定です。ダ―チャ・マライーニはフェミニストであり、平和を願う、ノーベル文学賞候補に何度も挙がる作家です。日本とイタリアをつなぐ平和の力になる来日です。多くの皆さんの協力でダ―チャの来日を成功させたいと思います。よろしくお願いします。

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10月12日に再度北大に案内板とモニュメントの設置を申し入れ、追加賛同署名322名分を提出しました。

2023年10月17日 by admin_okui

去る10月12日午前10時半、さわやかな秋晴れの下、考える会の事務局3名が北大本部に出向き、総務企画部総務課の平松課長直々に申し入れ書と322名の賛同署名を手渡しました。

私たちは昨年8月15日に北大に「外国人教師官舎跡に案内板とモニュメントの設置を」と申し入れ、その際521名の賛同署名を添えて提出しましたが、その後、9月と11月にも賛同署名を届け、その数は合わせて約1000名になりました。今回は4回目の提出になります。

私たちは毎年、一般市民を対象に「宮澤・レーン事件を歩く 北大ピースツアー」を実施してきましたが、数年前から、富士国際旅行社が北海道ツアーの中に同様の趣旨で北大を訪れる企画を取り入れています。私たちはガイド役を引き受け、クラーク像や外国人教師官舎跡、北大総合博物館などを案内しています。今年は4月と8月に実施され、日本各地から来道した参加者に事件を知ってもらい、署名を呼びかけました。

また、8月には「日本のうたごえ祭典 in 北海道」が札幌で開催され、その会場でも全国からの参加者に事件を訴え、署名を呼びかけました。そのような取り組みの中で、宮澤・レーン事件を知る人は沖縄を含め全国に広がってきました。

その上で私たちは平松課長に、今回の署名には総長と同級の方の一言やよく知られた方のお名前があると思うので、ぜひ総長に手渡していただきたい、あわせて前回の北光教会の申し入れに対する回答はまだ届いていないようだが、要請の主体が私達とは別なので、改めて回答をお願いしたいと伝えました。

最後に、「事件について、また心の会が存在していた事実を、ぜひ形あるものとして残してほしい。」と再度、強く訴え、それが実現するまで賛同者を広げ署名を続ける意思を伝えました。

富士国際観光のツアー、クラーク像の前で北大の精神を聞く
北大文書館で井上准教授から宮澤・レーン事件に関する資料について話を聞く
全国うたごえ祭典で宮澤レーン事件のパネルを展示

全国うたごえ祭典の会場で参加者の多くの方々に北大へのモニュメント設置要望に賛同の署名をしていただきました。

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北光教会と宮澤弘幸さんの姪の方からの北大への「案内板とモニュメント」の外国人教師官舎跡への設置要望書の提出

2023年8月23日 by admin_okui

8月8日 北光教会の指方牧師と平和人権委員会の代表一條さんと考える会の事務局が北大外国人官舎跡を訪れた後11時に北大本部受付で平松総務課長と会いました。

指方牧師から案内板とモニュメントを要望する理由を、一條さんからドイツのミュンヘン大学には反ナチ運動で3人が処刑された白バラ運動を忘れないために白バラのビラを模した記念碑があり、北大にもこの事件を忘れないよう案内板とモニュメントを要望することを述べました。

考える会では叔父さんと父親が戦争の犠牲となった宮澤弘幸さんの姪の福原さんのこの事件を伝え続けてほしいという熱い思いを伝え、賛同署名を渡しました。

今後も署名を提出しますと話しましたが。指方さんからも要望に対して返事が欲しいとお願いしました.

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宮澤弘幸さんの姪の福原様の賛同署名に書かれた一言です。

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レーン夫妻の墓前礼拝は雨のため、北光教会の礼拝所で行われました。

2023年8月1日 by admin_okui

 お墓を訪れることができなかったことは残念でしたが、北光教会で心に残る礼拝に参加することができました。初めに、ポーリン・レーンさんが協会に寄贈したオルガンを指方牧師が演奏し、それに合わせて賛美歌「主の成し遂げられることを。主はこの地を圧倒される。地の果てまで仰ぎ見よう。真実に清く生きたい」を歌いました。次いで指方牧師は聖書の一節「地の果てまで戦いを断ち、弓を砕き槍を焼き払われる。力を捨てよ」を朗読された後、礼拝と講話がありました。

 「今、国民を監視する法案が次々と可決され、防衛費の増大、敵基地攻撃能力の保有など憲法9条を踏み越えています。」と指摘し、お母様からよく聞かされていたというドイツのヴァイスゼッカ―元大統領の言葉「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。」という言葉を紹介し、レーン夫妻、宮澤弘幸さんたちが戦争のために味わった悲しみ、苦しみ、そしてレーン夫妻が戦後日本に帰ってこられ、私たちの隣人として生きようとされていたことを決して忘れてはならないと話されました。                                             

 最後に北光教会の「平和人権委員会」の代表一條さんから、レーン夫妻が逮捕されたときに教会員がレーン夫妻へ聖書の差し入れをしようとしたが、戦時体制の中で当時の教会は許可さなかったという歴史を忘れてはならない、そのためにも北光教会として北大に「案内板とモニュメントの設置」を要請すると報告されました。

カリンズ忌

 レーンさんの官舎の庭にはカリンズが実り、ポーリンさんはジャムをつくり、近所に配ったり、ジャムの作り方を教えたりしていました。考える会の田中さんは近くに住み、母親がポーリンさんにジャムの作り方を教えてもらったことを幼いながら覚えていました。ポーリンさんは7月16日、ハロルドさんは8月7日に亡くなっています。考える会では二人が受けた戦争による悲劇、それにも関わらず、戦後は英語教育にささげ、隣人に寄り添った人生を記念して、8月のハロルドさんの命日に合わせ、「カリンズ忌」としてお二人の歩みを語り続けることを決めました。

ポーリンさんが北光教会に寄贈したオルガン
賛美歌の伴奏する指方牧師
指方牧師の礼拝と講和
ポーリンさん葬儀順序1966年7月
ハロルドさん葬儀順序1963年8月

カリンズ忌

レーンさんの官舎の庭にはカリンズが実り、ポーリンさんはジャムをつくり、近所に配ったり、ジャムの作り方を教えたりしていました。考える会の田中さんは近くに住み、母親がポーリンさんにジャムの作り方を教えてもらったことをおさいながら覚えていました。ポーリンさんは7月16日、ハロルドさんは8月7日に亡くなっています。考える会では二人が受けた戦争による悲劇、それにも関わらず、戦後は英語教育にささげ、隣人に寄り添った人生を記念して8月のハロルドさんの命日に合わせ、「カリンズ忌」としてお二人の歩みを語り続けることを決めました。

墓前礼拝に祭壇に飾られたカリンズの一房の実

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レーン夫妻の墓前礼拝に参加しませんか?

2023年6月30日 by admin_okui

宮澤・レーン事件。1941年12月8日にスパイ容疑で逮捕されたレーン夫妻は、ハロルドに15年ポーリンに12年の刑が言い渡され、服役。1943年第2次交換船で帰国しますが、日本を故郷のように思う二人は、戦後再び北大に招聘され、生涯英語教育に貢献しました。ハロルドは1963年 8月7日、ポーリンは1966年 7月16日に亡くなり、二人は円山墓地に誕生間もなく亡くなった長男と一緒に眠っています。ポーリンさんが北光教会の会員だったこと、戦時中、日本の戦争政策の中で二人に力を貸すことができなかった教会が再び戦争を起こさず、平和な世界を求めることを誓い、毎年北光教会主催で墓前礼拝が行われます。考える会もお墓の清掃をし、墓前礼拝に参加します。

7月15日(土)10時~お墓の掃除  11時~墓前礼拝               集合場所  円山墓地 入口 (中央区南4条西28丁目)  ※龍興寺の環状通を挟んで向かい         

今年は墓前礼拝参加者一同で北大に北大外国人教師官舎跡に案内板、モニュメントの設置を要請する予定です。昨年北大は私たちの要請を拒否しましたが、あきらめず、多くの皆さんの賛同を得て実現を求めていきます。そのためにも札幌を愛し札幌に眠るレーン夫妻のお墓を訪ねませんか?

レーン夫妻と長男のお墓
1987年には秋間美江子さんは、それまで弘幸さんが捕まったのはレーン夫妻のせいと誤解していたことを墓前で詫びました。
指方牧師の礼拝を聞く

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北大外国人教師官舎跡がきれいになりました。

2023年4月13日 by admin_okui

今年は春が早くやってきて官舎跡のスノーフレークも10日前に満開になっていました。4月8日仲間がそれぞれ集まって官舎跡の清掃を行いました。折れた枝が散乱し、厚くなっている落ち葉がスノーフレークの広がりを邪魔したりしていました。1時間ぐらいで終わるのではないかと始めましたが、2時間かかりました。スノーフレークは花が終わったものもあり、来週にはほとんど散ってしまいそうでした。散歩するのを邪魔する落ちた枝を片付け、花が広がるのを邪魔するクマザサを除き、歩きやすいように落ち葉を片付けました。新しい発見がありました。レーンさんの庭にあったニオイスミレが何カ所かに群生していることがわかりました。4月末に咲くキバナアマナも咲き始め、アズマイチゲも咲き始めていました。

この地で太平洋戦争が迫る中、北大生、中国人の留学生たちがアメリカ、ドイツ、イタリアと国籍を超えて共に学び、親睦を深めていたことを多くの皆さんに知っていただきたいし、さらにダイバーシティとインクルージョン宣言をした北大にとっても大事な場所であることを知っていただきたいとの思いを強くした時間でした。

3月の様子
倒木も片付けて
片付けに頑張る参加者
落ち葉を片付け遊歩道?をつくる
スノーフレークの写真を撮るために訪れた方
ニオイスミレ
キバナのアマナ
アズマイチゲ
掃除を終えスノーフレークを詠った詩を紹介

スノーフレーク/汚れなき心つないで咲く花よ/闇夜に灯る 希望の光り/ソシエテ・デュ・クール/忘れまじ 師のことば/争い越えて養いしは知と心 

(同志社大学留学中に治安維持法で逮捕され、1945年獄死した尹東柱さんの記念碑建立に尽力された    Kさんより)

  ※スノーフレークの花言葉 「汚れなき心」

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宮澤家のお墓じまいと 2014年のNHKドキュメント「兄はスパイじゃない―北大生の妹の苦闘」

2023年4月12日 by admin_okui

宮澤弘幸の妹、秋間美江子さんが亡くなって2年半になります。美江子さんはアメリカ在住でしたので、宮澤家のお墓に入る方はなくなり、今日、東京の新宿の常園寺では宮澤家のお墓じまいが行われました。常園寺の共同墓地に納骨されました。宮澤・レーン事件を忘れない!山野井さん、北大・戦後世代をつなぐOB・OGの会の方々等が参加されました。お墓の写真は2月23日の東京でのOB・OGの会のつどいの際の写真です。詳しくは後程報告します。                                                       当会が結成される前の2014年にNHKで放映された美江子さんのドキュメントの動画がありましたので見てください。マライーニさんの奥様や娘のダ―チャさんへのインタビューもあります。

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外国人教員官舎跡に案内板とモニュメントの設置を      「宮澤・レーン事件を考えるつどい」

2023年1月31日 by admin_okui

宮澤・レーン事件を忘れまいと、私たちは毎年12月8日前後に事件とその背景を考える市民集会を開催してきました。昨年12月11日には、(コロナ下の入場制限のもと)約80名が参加し、北大の回答に対する抗議と新たな取り組みの構築を目指して集いが開かれました。 

相馬代表幹事の開会の挨拶
講演 唐渡代表幹事
大学の軍事研究の今
活動の記録
参加者の熱心な発言
BAH代表の閉会の挨拶

代表幹事の唐渡興宣北大名誉教授の「宮澤・レーン事件の今日的意義」と題する講演は、宮澤弘幸の人間の尊厳をかけた生き方を明らかにし、それを強いた社会を告発しました。参加者から宮澤・レーン事件について大変わかりやすかったという言葉を聞きました。

北大工学院教員の山形定さんは、「軍事研究への動員が進む大学の現状」を具体的に明らかにし、安全保障の名のもとに大学と研究者を取り込む動きに警鐘をならしました。

続いて事務局からは申し入れの経過と回答が紹介され、北大の回答は、署名と「一言」に込められた私たちの思いを受けとめていない、構内に数多の案内板やモニュメントがある中で、どうして外国人教師の官舎で展開された「心の会」と事件のことを表に出せないのか、運動を広げ何度でも要請しよう、と呼びかけられました。

「戦雲迫る時代にあっても、国籍や身分の違いを越えて学問の真理を追究し、視野を世界に広げ、固い信頼で結ばれた学生・留学生(中国人など)と外国人教師の営み」、すなわち「心の会」こそ北大の良き伝統であるはずです。賛同に添えられた「一言」も述べています。「このモニュメントは北大の良心の中核になるべきだと思います。今後いかなる時勢になっても、学問の真理に基づき判断し行動すべきことを思い出させるものが必要だと思うからです」と。初めての参加者も多く、レーン賞を受けた学生は「受賞式では事件のことについては何の説明もなかった。特別展もみて自分で調べている」と話しました。感動的な集いだったと参加者はこもごも語っています。

忘れてはいけない出来事を忘れることのない形にして残すこと―。集団的自衛権を認めた安保法制を実質化し、国民の諸権利を蹂躙し、敵基地攻撃の大軍拡を推し進めようとしている岸田政権。私たちは宮澤・レーン事件の教訓を繰り返し思い起こす必要があると思います。    

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北大への「案内板とモニュメントの要請」の結果とお知らせ

2023年1月31日 by admin_okui

東京では2月23日にOB・OGの会が集会『君にも知ってほしい!国が戦争に暴走し自由を圧殺した「宮澤・レーン事件」のことを!』を開催します。

報告とお知らせ

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宮澤・レーン事件を考えるつどい~外国人教員官舎跡に案内板とモニュメントの設置を~開催のお知らせ

2022年12月6日 by admin_okui

今年はこの事件を伝え続けるため、北大外国人教員官舎跡に案内板とモニュメントの設置を目指すことをテーマにロシアのウクライナ侵略、北朝鮮、中国等の問題の中の中で戦争する国にかじ取りが現実的になっている今、宮澤・レーン事件の今日的意義を考え、、大学では軍事研究の動員が進む現状を知る集会を開きます。

講演の後は北大への要請に対する北大の回答について報告し、今後の運動を提起し皆さんと討議します。

宮澤・レーン事件を考えるつどい                          12月11日(日) 14時~                            北海道大学交流会館一階小講堂(札幌市北区北8条西6丁目)

資料代  500円

参加予約  090-9510-0836 中原 migaku1110@gmail.com ( 奥井)

  

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今年も秋晴れのもと、北大に宮澤・レーン事件を訪ねました。

2022年10月26日 by admin_okui

毎年秋に行っている「北大ピース・ツアー~宮澤・レーン事件を歩く」が今年は10月22日(土)の午後に行われました。前日の予報と違って当日は汗ばむほどの陽気でした。

参加者10数名、北大に「案内板とモニュメントの設置を」と申し入れた直後のツアーで、初めての参加者にはとりわけ大きな感銘を与えたようです。

クラーク像―古河講堂―聖蹟碑のところでは、札幌農学校のリベラルで民主主義的な学風が次第に国家主義に組み込まれ、日中戦争の前年の1936(昭和11年)には北大を大本営にして陸軍特別大演習が行われたこと、事件はそうした歴史的な背景のもとで引き起こされたことを学びました。

総合博物館では 昨年12月から今年1月末まで行われた「宮澤・レーン事件特別展」の説明を受け、生き続ける札幌農学校の精神を展示を通して学びました。

外国人教師官舎跡では戦後再来日したレーン家によく出入りしていた幹事の一人から、事件の顛末と「心の会」のとてつもなく大きな意義について説明を受けました。

北大予科校舎跡では、宮澤弘幸が北大で青春時代を謳歌し、北大生の課外活動団体「文武会」の理事として、また弁論部で活躍したことを聞きました。

私たちはここで学んだことを力に、12月の集会を成功させようと誓い合いました。

クラーク像の前で北大の歴史を聞く
官舎跡でクラーク、新渡戸に始まる北大の精神を引き継ぐレーン夫妻などのが外国人教師と宮澤ら北大生、中国人留学生らの交流が在ったこと、レーン夫妻の人柄を聞く
宮澤が学んだ北大予科跡地で宮澤が北大生の課外活動団体「文武会」の理事として、また弁論部で活躍したことを聞く

官舎跡にモニュメントを要請する北大への申し入れに対する賛同署名を継続します。

8月15日北大へ外国人教師官舎跡に案内板、モニュメントの設置を申し入れましたがまだ返答はありません。そのため賛同署名を継続して続けています。御協力をよろしくお願いします。

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今年も秋の北大ピースツアーを実施します。

2022年10月14日 by admin_okui


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北大の外国人教師官舎跡への案内板、モニュメントの設置を要請しましたがまだ回答はありません。私たちの思いを北大に伝えるためにも今年も秋の北大ピースツアーを実施します。

私たちは昨年12月から今年1月に実施された北海道総合博物館での「宮澤・レーン事件」の特別展を踏まえ、この悲劇が起こった背景を考えながら北大を歩いてみたいと思います。参加よろしくお願いします。申し込みはチラシをご覧ください。

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8月15日に北大に案内板とモニュメントの設置を申し入れました。

2022年9月1日 by admin_okui

終戦の日の8月15日午前10時、唐渡興宣代表幹事と事務局3名が申し入れ書と521名の賛同署名を携えて北大本部に出向きました。道新、朝日の記者も同行しました。

私たちは8月15日に申し入れ書を持参し総務課の職員に直接手渡したい旨伝えていましたが事前に返答はなく、当日は申し入れ書類一式を総務課の職員に手渡しました。

説明する機会が設けられなかったので、「申し入れ書」のほかに「申し入れ書についての補足説明」、「賛同署名」及び「賛同署名についてのコメント」、「特別展感想文」及び「特別展感想文についてのコメント」等々を付して提出しました。

その中で私たちは、・案内板とモニュメントの設置は北大が進めてきたこれまでの取り組みの発展であること、・それは多くの市民が待ち望んでいるものであること、・同時に北大が掲げるSDGsの取り組みと「ダイバーシティ宣言」で謳う「多様性と包摂性」にかなうものであること、・150周年に向けて宮澤・レーン事件を史実として位置づけ北大の歴史をいっそう豊かにするものであること、などを強調しています。

提出の状況は16日の朝日新聞と北海道新聞に載りました。

これまで賛同署名をお寄せ下さった皆様ありがとうございました。引き続き9月23日まで署名を続けます(第二次署名)。すでに賛同して下さった皆様、賛同者を広げてください。まだの皆様、賛同のご意志を「一言」とともに事務局まで届けていただければ幸いです。

なお、これまでに寄せられた賛同署名の「一言」を下記にいくつかご紹介いたします。

●このモニュメントは北大の良心の中核になるべきだと思います。歴史を反省し、今後いかなる時勢になっても、学問の真理に基づき判断し行動すべきことを思い出させるものが必要だと思うからです。

●北大総合博物館での特別展を拝見しました。歴史に翻弄された方々の足跡を残すことは、それに触れた現代に生きる私たちの歩みを豊かで力強いものにすると感じました。キャンパスの案内板やモニュメントは素晴らしい展示の成果を活かすものだと思います。

●北海道⼤学の歴史には、宮澤・レーン事件が刻み込まれており、これを無視することは、歴史記述の客観性を失うことになります。この事件を何らかの形で、⽰しておくことが 必要です。モニュメントの設置は適切な措置の1つであると考えられます。北⼤が、この設置に動くことを期待します。

●事件から81年という歳月が過ぎ、歴史を継承していくことの大切さ、むつかしさを日々痛感する昨今です。卒業生ではありませんが、遠く東京から、北大のとりくみを注視しています。宮澤・レーン事件の記憶を決して風化させないよう、よろしくお願いいたします。

●負の歴史に終止符を打つことはできません。打ってはなりません。そのためにモニュメントが必要です。

●北⼤に宮澤・レーン事件の記念碑が設置されることは、事件の顕彰・継承にとどまらず、学問・思想の⾃由の重さを再認識するうえでも、⼤きな意味があります。マッキンノン先⽣を失った⼩樽商⼤にも、と思います。

唐渡代表が要請文を総務部非常勤職員に手渡した。(デジタル朝日新聞記事から)

北海道新聞記事
朝日新聞

 offer1 北大への申し入れ書 offer2-1 申し入れ書についての補足事項  offer3-1 賛同署名についてのコメント  offer4 特別展感想文についてのコメント のそれぞれのファイルがダウンロードのアイコンをクリックすると開きます。

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北大外国人教師官舎跡にモニュメントを 賛同署明をお願いします。

2022年7月18日 by admin_okui

ご承知のように、太平洋戦争が始まった1941年12月8日、北海道帝国大学工学部学生宮澤弘幸、予科英語科教師ハロルド・レーンとその妻ポーリン・レーンらが軍機保護法違反の容疑で逮捕され、宮澤とハロルドに懲役15年、ポーリンに懲役12年の重刑が科せられました。レーン夫妻は1943年に日米交換船で故国アメリカに「送還」されましたが、宮澤は極寒の網走刑務所に送られ、戦後釈放されるも獄中で罹った結核がもとで、1947年2月27歳の若さで亡くなりました。いわゆる宮澤・レーン事件です。

昨年の12月4日から今年1月末まで北大総合博物館で開催された事件80周年特別展は、博物館・文書館主催、私たち考える会協力の形で実施されました。この展示の中で北大が「軍機保護法の不合理な適用」と記したことは、事実上事件が冤罪であったと認めるに等しい出来事でした。期間中来館者が1万人をこえ、大きな感銘を与えました。私たち考える会は、この機をとらえて、北大に「外国人教師官舎跡に案内板とモニュメントの設置を」と要請することにしました(別紙要請文参照)。官舎跡に案内板を設置すること、併せて「心の会」を記念するモニュメントを設置すること、が要請の中身となっております。                                                                   皆様にこの要請への賛同をお願いするものです。モニュメント設置への一言をお書きください。

以下の要領で賛同のご意志をお寄せ下さい。要望書と一緒に北大にお届けします。

① お名前 ②お仕事または所属など(北大卒業生は卒業年をお書きください。・北大教職員はその旨も)  ③住所・電話番号 ④案内板・モニュメント設置への一言(100 字以内に) ※お名前は北大への要請以外には使用致しません。メールまたは郵便で、7月21日(火)必着(第一次集約分)で下記宛てお送り下さい。お知り合いにもお話をされご一緒に賛同の意志をいただけると幸いです。

なお、9月末には二次集約分を提出しますので7月以降も署名をお願いいたします。

送り先:奥井登代 メール  toyookui@jcom.home.ne.jp FAX   011-521-3540  自宅住所 064-0941 札幌市中央区旭丘5丁目6-61

 お問い合わせは 090-1527-9009

署名用紙は下記のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

賛同の署名をお願いいたします。署名用紙ダウンロード

なお下記ような一言が寄せられています。

〇アジア太平洋戦争のなかで、自由な思考、調査・研究(学問)に大きな制限、迫害がありました。そういうこと全体を考える一つの突破口になればと思います。

〇真珠湾攻撃の12月8日。その日に大学構内で北大生が逮捕されるという前代未聞の冤罪事件です。歴史的事実を後世に語り継ぐため、「形跡」を残すことは、当事者である北大の責務ではないでしょうか。学問の自由が脅かされている今だからこそ。

〇 過去の過ちは、後世が繰り返さぬようになんらかのメッセージ性の高いものを残す必要があると思います。自分の母校の悔い改めの証として、胸をはって他者に伝えたいです。 

〇戦前の過ちを繰り返さないために、語り継ぐモニュメント設置に賛同いたします。

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レーン夫妻墓前礼拝が北光教会主催で行われました。

2022年7月18日 by admin_okui

毎年、北光教会員だった1966年に亡くなられたポーリン・レーンさんの命日7月16日ごろに行われる墓前礼拝が行われました。ハロルド・レーンさんは1963年8月7日に亡くなっています。お墓には生まれてすぐ亡くなった長男のお墓とレーン夫妻の墓石が並んでいます。墓前で北光教会の指方牧師が説教をされました。「毎年レーンさんの墓前に集うことは平和の大事さとかつて戦時中に犯した教会の罪を考えるいい機会であります。この何十年、そして最近を見ても戦争はいつも安全、開放というような名のもとに起こされます。私は二つのお墓は聖書の十戒の2枚の石盤を思い起こさせます。十戒には人は殺してはならない、盗んではならない、人のものを欲しがってはならない(他人の土地をほしがってはならない)と書かれています。戦争をしてはならないということです、武力を持つということはどこまでも戦争が続くということです。力を捨てるということは最も平和を作り出していく力ではないでしょうか。大切なことは互いに愛することです。戦時中に自らに起こった不幸な事件のことを誰に言うことなく札幌の地で亡くなられ、札幌にこうしてお墓があることはレーン夫妻が札幌を愛し、札幌に住む私たちを愛しておられたことだと思います。」と。

戦後北大生であったUさんは友人たちとよくレーン家を訪れ、お茶やクッキーをごちそうになったそうですが、ハロルドさんは「汝の敵を愛せよ」という言葉をよくおっしゃったそうです。まさに レーン夫妻の愛の大きさだと思います。              

レーン夫妻と長男ののお墓
お話しされる指方牧師

  指方牧師の説教を聞く参加者

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レーン夫妻を語り継ぎ、事件の記憶を刻むモニュメントの設置をー7.16集会

2022年7月5日 by admin_okui

 

昨年は宮澤・レーン事件の80周年でした。12月4日から約2か月に渡って北大総合博物館で開催された「80周年特別展」は、宮澤弘幸とレーン夫妻を襲った不条理の事件と彼らの生涯を史実に基づいて描いた画期的なものでした。会期中の来館者は1万人を超え、多くの人たちに大きな感銘を与えました。いまロシアのウクライナ侵略を契機に憲法改悪の動き、敵基地攻撃能力の保有をめざす大軍拡など戦争できる国への動きが急ピッチで進もうとしています。そうした時何が起きるか、私たちは改めてこの悲劇の歴史に学ぶ必要があります。                              毎年7月、私たちはレーン夫妻の命日にちなみ、「レーン夫妻を語り継ぐ」集いを開催してきました。今年は、戦中・戦後の札幌北光教会とレーン夫妻のかかわりについての講演です。また北大の外国人教師官舎跡に、教師と学生たちの国籍を超えた交流と事件の記憶を刻むモニュメントの設置を北大に要請する提案について報告・意見交換します。多数の皆様のご参加をお待ちしています。

日時  7月16日(土)  13:30 ~ 15:45                                                   13:30-14:00  オープニングコンサート

第1部  講演  「北光教会とレーン夫妻」  講師  相馬 述之(札幌北光教会員)

第2部 提案「外国人教師官舎跡にモニュメントの設置を」

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レーン夫妻の墓前礼拝(札幌北光教会主催)のお知らせ

2022年7月4日 by admin_okui

今年は7月9日(土) 11時から円山墓地レーン夫妻の墓前で行われます。

1943年スパイ冤罪事件で検挙され、捕虜交換船でアメリカに帰国したレーン夫妻は1951年に再び北大で教鞭をと取り、アメリカ留学の学生たちのためにも力を尽くしました。ポーリン・レーンさんも教育大付属中学や南高などで英語教育に従事し、北光教会でも子供たちに英語を教えるなど、貢献されました。ハロルドさんが1963年8月7日に、1966年7月16日ににポーリンさんが亡くなり、お二人は円山墓地に埋葬されました。毎年札幌北光教会ではレーン夫妻をしのび、7月にお墓の清掃と墓前礼拝をおこなっています

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戦争の悲劇を伝え続けて ~春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる~ ② 北海道大学学術交流会館で   -北海道新聞と朝日新聞で報道-

2022年4月23日 by admin_okui

第二部は学術交流会館に移り、引き続き持田さんから北大の外来植物の紹介と外来植物の問題について話を聞きました。北大のスノーフレークは外国人官舎跡の雑木林に美しく咲き、私たちを楽しませてくれていますが、その由来をもっと知りたいと思いました。    

その後、50分のDVD「レーン・宮澤事件 ~もうひとつの12月8日~」(ノーカット版)を見ました。アメリカでの秋間夫妻へのインタビューやイタリアでのフォスコ・マライーニへのインタビュー、宮澤と同様につかまった黒岩さんらへのインタビューなど、35分版にはない場面が多く、事件の概要が大変よくわかる内容でした。

最後に、幹事の一人から考える会が協力して開催された「宮澤・レーン事件―80周年特別展」は期間中博物館への来館者が1万人を超えたこと、特別展は入場者に大きな感動と共感を呼んだことが感想文からもわかると話されました。感想文には今後取り組まなければならないさまざまな課題も記されています。特に外国人教員官舎跡地への案内板、モニュメントの設置をと記すものが多く、考える会としても、さらに多くの市民の賛同を得てこの運動を進めていきたいと話しました。

  • 講演する持田さん
  • 多くの参加者があり、ありがとうございました。

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戦争の悲劇を伝え続けて ~春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる~ ① 外国人官舎前で

2022年4月23日 by admin_okui

 4月17日(日)の午後、北海道大学外国人教員官舎跡に40人近くの人たちが集まりました。北大生2名と教育大生1名も参加してくれました。かわいく咲いたスノーフレークの群落を前に、官舎跡で営まれた外国人と宮澤弘幸ら学生との交流に思いをはせました。ここで道内各地、樺太・満洲などを旅行していた宮澤がレーンさんに軍事機密を洩らしたとして逮捕された宮澤・レーン事件のことを幹事の中原さんが説明し、続いて北大植物園の職員持田さんから西洋タンポポは北大から全国に広まったなど、北大には外来植物が多いことをお聞ききしました。レーンさんの近くに住んでいた人の話ではレーンさん夫妻はいつもきれいに庭の手入れをしていたそうです。                                                              戦時中に国籍や身分の違いを越えて深い友情と人間的な信頼を築き、学問の真理追求の精神を育んでいったこの場所は、クラーク、新渡戸稲造らが培った札幌農学校-北大の精神が生きた場所です。北海道大学の歴史として記録してほしいものです。

  • 外国人教員官舎跡前で話を聞く参加者
  • 外来種であるスノーフレークについて方ら持田さん
  • スノーフレークの群落を観る参加者たち

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