宮澤・レーン事件を考える会

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6月11日いよいよダーチャ・マライーニが来日します。

2024年6月5日 by admin_okui

<ダーチャ来日日程と行事>

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春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる

2024年4月16日 by admin_okui

~スノーフレーク観賞とダーチャ・マライーニを知るつどい~

4月14日、雪解けが遅かった札幌に春が駆け足でやってきました。宮澤・レーン事件の背景にあった北海道大学の外国人教師官舎跡には群生のスノーフレークの花が満開でした。

可愛いスノーフレークを見ながら参加者30人は宮澤・レーン事件を考える会メンバーから太平洋戦争の前、外国人官舎で行われていた外国人教師と学生達が学び、親交を深めていた「心の会」の事、太平洋戦争開戦の日に起きた「宮澤レーン事件」について説明を受けました。新聞記事を見て初めて宮澤・レーン事件を知った方、前から関心があったけれど今回初めて来ることができたという方、大学生も参加して、熱心に話を聞いていただきました。

スノーフレークを見た後ダーチャ・マライーニを学ぶということで北大の教室に移動。

ダ―チャの紹介をし、愛知県豊田市で撮られた記録DVD「東海の肖像」を見ました。内容はマライーニ一家が1943年に収容所に収監され、死と隣り合わせの生活を余儀なくされたのち、豊田市の廣済寺に移り、地元の人たちの温かい気持ちに触れて終戦を迎えるまでの記録です。

その後、考える会のメンバーがダ―チャの文学について読んだ感想やダ―チャの作家の姿勢を語りました。特に昨年秋に上梓した「わが人生」のプレゼンテーションで「いつかは書かなければ、と思いながら、その記憶を辿ることが、あまりにも辛く苦しく、途中で何度も休まなければなりませんでした。しかし世界中に、あらゆる形の暴力と憎悪が再び溢れる今、それを証言しなければならないと思ったのです」と語ったそうです。またフォスコ・マライーニのアイヌ研究についても彼が愛を持ってアイヌ研究をしていたことを語り、宮澤弘幸もマライーニから学び、アイヌのことを読んだ歌を紹介しました。

ダ―チャを今日本に招くことの意義を考えさせられた会になり、終了後、6月には必ず講演を聞きに行きますと何人かの方から言葉をいただきました。

宮澤弘幸アルバムから

北海道新聞 宮澤・レーン事件に関する記事

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戦争の悲劇を伝え続けて ~春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる~ ② 北海道大学学術交流会館で   -北海道新聞と朝日新聞で報道-

2022年4月23日 by admin_okui

第二部は学術交流会館に移り、引き続き持田さんから北大の外来植物の紹介と外来植物の問題について話を聞きました。北大のスノーフレークは外国人官舎跡の雑木林に美しく咲き、私たちを楽しませてくれていますが、その由来をもっと知りたいと思いました。    

その後、50分のDVD「レーン・宮澤事件 ~もうひとつの12月8日~」(ノーカット版)を見ました。アメリカでの秋間夫妻へのインタビューやイタリアでのフォスコ・マライーニへのインタビュー、宮澤と同様につかまった黒岩さんらへのインタビューなど、35分版にはない場面が多く、事件の概要が大変よくわかる内容でした。

最後に、幹事の一人から考える会が協力して開催された「宮澤・レーン事件―80周年特別展」は期間中博物館への来館者が1万人を超えたこと、特別展は入場者に大きな感動と共感を呼んだことが感想文からもわかると話されました。感想文には今後取り組まなければならないさまざまな課題も記されています。特に外国人教員官舎跡地への案内板、モニュメントの設置をと記すものが多く、考える会としても、さらに多くの市民の賛同を得てこの運動を進めていきたいと話しました。

  • 講演する持田さん
  • 多くの参加者があり、ありがとうございました。

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戦争の悲劇を伝え続けて ~春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる~ ① 外国人官舎前で

2022年4月23日 by admin_okui

 4月17日(日)の午後、北海道大学外国人教員官舎跡に40人近くの人たちが集まりました。北大生2名と教育大生1名も参加してくれました。かわいく咲いたスノーフレークの群落を前に、官舎跡で営まれた外国人と宮澤弘幸ら学生との交流に思いをはせました。ここで道内各地、樺太・満洲などを旅行していた宮澤がレーンさんに軍事機密を洩らしたとして逮捕された宮澤・レーン事件のことを幹事の中原さんが説明し、続いて北大植物園の職員持田さんから西洋タンポポは北大から全国に広まったなど、北大には外来植物が多いことをお聞ききしました。レーンさんの近くに住んでいた人の話ではレーンさん夫妻はいつもきれいに庭の手入れをしていたそうです。                                                              戦時中に国籍や身分の違いを越えて深い友情と人間的な信頼を築き、学問の真理追求の精神を育んでいったこの場所は、クラーク、新渡戸稲造らが培った札幌農学校-北大の精神が生きた場所です。北海道大学の歴史として記録してほしいものです。

  • 外国人教員官舎跡前で話を聞く参加者
  • 外来種であるスノーフレークについて方ら持田さん
  • スノーフレークの群落を観る参加者たち

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来年の宮澤・レーン事件80周年の活動を話し合いました。

2020年10月25日 by admin_okui

ツアーに参加した方々がエルプラザに集まり、来年の活動について懇談しました。

15時からはエルプラザの会議室で懇談会を開きました。参加はツアー参加者の内23名でした。当会の要望を受け北大博物館は来年80周年を迎える宮澤・レーン事件の史実に基づく企画展を開催、当会も協力をする事の経過が報告されました。それをめぐって会の立場や展示内容をめぐって意見交換が計られました。また事件を語り伝える記念碑求める運動の経過と何らかのモニュメントを要望していくことについても提案があり、いろいろな意見がだされ、今後も課題としていくことが了解されました。

最後に学術会議の6名の任命拒否に対し、戦前の異論封じの体制が宮澤・レーン事件を将来させたことから、抗議文を提出すること、その原案が紹介され、幹事会に託されました。

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秋晴れの北大ピースツアー、宮澤・レーン事件を歩きました。

2020年10月25日 by admin_okui

    クラーク像の前に40人近い参加者が集まり、クラークの精神、教育、等の話を聞きました。
 古河講堂は1906年足尾銅山鉱毒事件を起こした古河 鉱業の寄付で建てられました。林学化の教室として利用されましたが、ここでは韓国党学農民軍首魁や先住民の遺骨が標本室にありました。
1936年(昭和11年)農学部本館を天皇の業在所、大本営として陸軍特別大演習が行われたことを記念して建てられた碑です。しかしここには何の説明案内もありません。
北海道総合博物館には北大の歴史コーナーに『ヒューマニズムの圧殺―宮澤・レーン事件―』というパネルに事件の概要と軍国主義の高まる中、米、独、伊、仏の教員と学生たちが語学研究、文化交流を行ったソシエティ・デュ・
クール(心の会)の説明が書かれている。      
北11条西5丁目にあたる北大構内の今は大木が茂る林はかつて4棟の外国人教員官舎がたっていたところです、ここにレーン夫妻と子供たち、イタリア人のマライーニ一家、ドイツ人のへっかーらが住んでいました。この官舎には学生たちが集う語学の学習、文化交流と親睦を深めた場所です。この日は母親が牧師でレーンさんの奥さんと一緒の刑務所にいて、自分は戦後北大に入り、レーン家でケーキをごちそうになった方から話を聞くことができました。
 近所に住んでいてレーン家にクリスマスに招かれ、プレゼントをもらうのがるのが楽しみだったという方からも 貴重なお話を聞きました。子トリックの神父さんからも事件とカトリックとの関係、カトリック新婦の戦争による牲の話もありました。

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レーン夫妻のお墓の掃除と墓前礼拝 2020年7月4日

2020年7月4日 by admin_okui

スパイ冤罪事件、宮澤・レーン事件から79年、ハロルド・レーンが亡くなって57年、ポーリン・レーンが亡くなって54年。今年も円山墓地にあるレーン夫妻のお墓の掃除と墓前礼拝が北光協会主催で行われ、宮澤・レーン事件を考える会から山本代表幹事他3名が参加しました。
ポーリン・レーンはオルガンを教会に寄贈するなど貢献しましたが、戦時中の教会は戦時体制の中で事件を無視し、レーン夫妻とかかわることを避けました。このことを戦後深く反省し、このような悲劇を繰り返させないようにと北光教会は毎年墓前礼拝を実施されています。
指方牧師の礼拝はその思いが伝わってきます。

2020年7月4日 レーン夫妻墓前礼拝 札幌北光教会 指方牧師


札幌北光教会員であったポーリン・レーンさんは、1892年に生を受けました。軍機保護法違反という冤罪によって逮捕され札幌刑務所に拘置されたのは、1941年12月8日。それは49歳誕生日の翌日でありました。懲役12年の刑が言い渡されましたが、1943年に交換船でアメリカへ。しかし戦後1951年に再び夫妻で札幌へ戻られ、ハロルドさんは1963年8月に、そしてポーリンさんは66年7月16日、74歳で召されたのでした。毎年この日に近い7月に、墓前にて記念礼拝を守り、また平和を造り出す祈りを新たにしてきました。今年は逝去後54年(ハロルドさんほ57年)になります。


2015年 いわゆる特定秘密保護法、戦争法、自衛隊のかけつけ警護の追加、共謀罪など国民を統制・萎縮させる体制が着々整えられ、毎年この場に集まる度に深刻の度合いが増している状況を確認させられてきたように思います。
先日、トランプ大統領は、人種差別への抗議運動に対し、教会をバックに聖書を手につかんで、「アメリカは偉大だ」「秩序が大事だ」「略奪したら発砲する」なんて言いました。まるで自分が正義そのものであるかのように、聖書を手にし、神の言葉を政治的パフォーマンスに利用するような姿は彼に対する批判と嫌悪感を増すことに役立ちました。その聖書こそが、「奢れる者の久しからず」「剣を取るものは剣で滅びる」ということを最も良く言い表していることを開いて読むべきです。


「草は枯れ花は散る」ということを改めて強く思わされています。人の言葉は、大言壮語しますが、実際には薄っぺらです。のらりくらりと言い逃れ、どうせ忘れるだろうと言って欺き、隠蔽し、歴史を修正し、記録を廃棄し改竄し、「責任」という言葉の意味が無化され、転嫁されています。しかし、その中で神の言葉は朽ちない、変わらない、告げられた言葉は空しく天に戻らない。わたしたちはその言葉に聴き、その言葉によって行動しなければなりません。
相変わらず力と金を持つ者が物を言う世の中のようです。グローバル化の中で便利さや自由が享受され、更にそれらが追求きれる中で、実ほなんとも不自由で窮屈な生き方に陥っています。経済成長が叫ばれJその先に平和や幸福があるかのような幻想を抱かせつつ、実際は対立や分断を引き起こし、差別や抑圧が深刻となっています。そしてその中で、多くの人を足蹴にきれる状況を嫌というほど目の当たりにしています。

世の国も力も栄も、絶対・永遠というものはないということをわたしたちは知っています。すべては過ぎ去っていく、移り変わっていく、すべてはいわば「暫定的」なもの、プロセスです。
パウロは言いました。「死も命も、天使も、支配するものも、現在・未来のもの、力あるもの、高い所にいるもの、低い所にいるものも、どんな被造物も」、暫定的なものでしかない。それは決して絶対化されない、できないものです。必ず朽ちていくもの。何が真実であるのか、パウロは言うのです。「主イエス・キリストによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできない」。わたしたちの拠って立つところは朽ちることのない神の愛、この一点だと示しています。


フィリピの信徒への手紙2章「キリストは神の身分でありながら、神と等しいものであることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして…」 ある人が「無と有」についてこんなことを言っています。「有」というものがあるためには「無」がなければならない。無が有を支えている。つまり、あらゆる有を有たらしめているのは無であり、神は無と表現するのが相応しい、多少極端ですが、なるほどと思います。すべてのものを生かすために、自らを無とされた。それがまさに自らを神に固執せず、自分を無とされたイエス・キリストであり、神の愛です。
忍耐や寛容ではなく臆病で短気な世の中、それゆえいつも激しく移り変わって、常に動揺している世にあって、人は力あるもの、巨大なものを偶像として頼りにします。しかし、神はカではなく、自らを無とするほどの愛によって支え導かれる方です。わたしたちは生も死も静かに貫くこの神の愛に根差しながら、今日を生きていきましょう。そして、この愛を共に生きていく世界を造り出すものとされましょう。

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