秋晴れの北大ピースツアー、宮澤・レーン事件を歩きました。

    クラーク像の前に40人近い参加者が集まり、クラークの精神、教育、等の話を聞きました。
 古河講堂は1906年足尾銅山鉱毒事件を起こした古河 鉱業の寄付で建てられました。林学化の教室として利用されましたが、ここでは韓国党学農民軍首魁や先住民の遺骨が標本室にありました。
1936年(昭和11年)農学部本館を天皇の業在所、大本営として陸軍特別大演習が行われたことを記念して建てられた碑です。しかしここには何の説明案内もありません。
北海道総合博物館には北大の歴史コーナーに『ヒューマニズムの圧殺―宮澤・レーン事件―』というパネルに事件の概要と軍国主義の高まる中、米、独、伊、仏の教員と学生たちが語学研究、文化交流を行ったソシエティ・デュ・
クール(心の会)の説明が書かれている。      
北11条西5丁目にあたる北大構内の今は大木が茂る林はかつて4棟の外国人教員官舎がたっていたところです、ここにレーン夫妻と子供たち、イタリア人のマライーニ一家、ドイツ人のへっかーらが住んでいました。この官舎には学生たちが集う語学の学習、文化交流と親睦を深めた場所です。この日は母親が牧師でレーンさんの奥さんと一緒の刑務所にいて、自分は戦後北大に入り、レーン家でケーキをごちそうになった方から話を聞くことができました。
 近所に住んでいてレーン家にクリスマスに招かれ、プレゼントをもらうのがるのが楽しみだったという方からも 貴重なお話を聞きました。子トリックの神父さんからも事件とカトリックとの関係、カトリック新婦の戦争による牲の話もありました。