戦争の悲劇を伝え続けて ~春の北海道大学に宮澤・レーン事件を訪ねる~ ② 北海道大学学術交流会館で   -北海道新聞と朝日新聞で報道-

第二部は学術交流会館に移り、引き続き持田さんから北大の外来植物の紹介と外来植物の問題について話を聞きました。北大のスノーフレークは外国人官舎跡の雑木林に美しく咲き、私たちを楽しませてくれていますが、その由来をもっと知りたいと思いました。    

その後、50分のDVD「レーン・宮澤事件 ~もうひとつの12月8日~」(ノーカット版)を見ました。アメリカでの秋間夫妻へのインタビューやイタリアでのフォスコ・マライーニへのインタビュー、宮澤と同様につかまった黒岩さんらへのインタビューなど、35分版にはない場面が多く、事件の概要が大変よくわかる内容でした。

最後に、幹事の一人から考える会が協力して開催された「宮澤・レーン事件―80周年特別展」は期間中博物館への来館者が1万人を超えたこと、特別展は入場者に大きな感動と共感を呼んだことが感想文からもわかると話されました。感想文には今後取り組まなければならないさまざまな課題も記されています。特に外国人教員官舎跡地への案内板、モニュメントの設置をと記すものが多く、考える会としても、さらに多くの市民の賛同を得てこの運動を進めていきたいと話しました。