8月15日に北大に案内板とモニュメントの設置を申し入れました。

終戦の日の8月15日午前10時、唐渡興宣代表幹事と事務局3名が申し入れ書と521名の賛同署名を携えて北大本部に出向きました。道新、朝日の記者も同行しました。

私たちは8月15日に申し入れ書を持参し総務課の職員に直接手渡したい旨伝えていましたが事前に返答はなく、当日は申し入れ書類一式を総務課の職員に手渡しました。

説明する機会が設けられなかったので、「申し入れ書」のほかに「申し入れ書についての補足説明」、「賛同署名」及び「賛同署名についてのコメント」、「特別展感想文」及び「特別展感想文についてのコメント」等々を付して提出しました。

その中で私たちは、・案内板とモニュメントの設置は北大が進めてきたこれまでの取り組みの発展であること、・それは多くの市民が待ち望んでいるものであること、・同時に北大が掲げるSDGsの取り組みと「ダイバーシティ宣言」で謳う「多様性と包摂性」にかなうものであること、・150周年に向けて宮澤・レーン事件を史実として位置づけ北大の歴史をいっそう豊かにするものであること、などを強調しています。

提出の状況は16日の朝日新聞と北海道新聞に載りました。

これまで賛同署名をお寄せ下さった皆様ありがとうございました。引き続き9月23日まで署名を続けます(第二次署名)。すでに賛同して下さった皆様、賛同者を広げてください。まだの皆様、賛同のご意志を「一言」とともに事務局まで届けていただければ幸いです。

なお、これまでに寄せられた賛同署名の「一言」を下記にいくつかご紹介いたします。

●このモニュメントは北大の良心の中核になるべきだと思います。歴史を反省し、今後いかなる時勢になっても、学問の真理に基づき判断し行動すべきことを思い出させるものが必要だと思うからです。

●北大総合博物館での特別展を拝見しました。歴史に翻弄された方々の足跡を残すことは、それに触れた現代に生きる私たちの歩みを豊かで力強いものにすると感じました。キャンパスの案内板やモニュメントは素晴らしい展示の成果を活かすものだと思います。

●北海道⼤学の歴史には、宮澤・レーン事件が刻み込まれており、これを無視することは、歴史記述の客観性を失うことになります。この事件を何らかの形で、⽰しておくことが 必要です。モニュメントの設置は適切な措置の1つであると考えられます。北⼤が、この設置に動くことを期待します。

●事件から81年という歳月が過ぎ、歴史を継承していくことの大切さ、むつかしさを日々痛感する昨今です。卒業生ではありませんが、遠く東京から、北大のとりくみを注視しています。宮澤・レーン事件の記憶を決して風化させないよう、よろしくお願いいたします。

●負の歴史に終止符を打つことはできません。打ってはなりません。そのためにモニュメントが必要です。

●北⼤に宮澤・レーン事件の記念碑が設置されることは、事件の顕彰・継承にとどまらず、学問・思想の⾃由の重さを再認識するうえでも、⼤きな意味があります。マッキンノン先⽣を失った⼩樽商⼤にも、と思います。

唐渡代表が要請文を総務部非常勤職員に手渡した。(デジタル朝日新聞記事から)

北海道新聞記事
朝日新聞

 offer1 北大への申し入れ書 offer2-1 申し入れ書についての補足事項  offer3-1 賛同署名についてのコメント  offer4 特別展感想文についてのコメント のそれぞれのファイルがダウンロードのアイコンをクリックすると開きます。