北海道総合博物館「宮澤・レーン事件」80周年特別展  12月4日(土)~2021年1月30日(日)

 今年はアメリカ人英語教師レーン夫妻と宮澤弘幸がスパイ容疑で検挙された1941年12月8日から80年。この頃、戦時色が強まる中でも、北大では外国人教師と北大生との人間的な交流が続けられていました(心の会など)。その営みがスパイの嫌疑で弾圧されたのが宮澤・レーン事件です。北大にとっても忘れることのできない事件と考えられます。このような悲劇を再び繰り返させないためにも、多くの人びとに、事件の全体や宮澤さんと                                                                                             レーン夫妻の人となり、そして彼らの北大時代の活躍を、新しくわかった事実を含めて伝えたいと考え、昨年、北大総合博物館での「宮澤・レーン事件」80周年特別展を開くことを要請しました。その結果、北大総合博物館から博物館と文書館の共催 として開催し、展示について当会が協力するという返答をいただきました。当初、秋の開催予定でしたが、コロナ禍で12月4日から1月末までの開催になりましたが、井上文書館准教授を中心に私たちが協力してできた展示の内容は限られた展示パネルではありましたが、宮澤弘幸、レーン夫妻の人となり、事件の真相と背景、戦後の軌跡を 伝えることの内容になりました。